一般社団法人企業防衛リスク管理会
バックグラウンドチェック リファレンスチェック 人事 人材リスク対策 採用前調査

経歴詐称の見抜き方|採用担当者が知るべきバックグラウンドチェック【企業リスク管理とコンプライアンス】

経歴詐称の見抜き方

経歴詐称は企業の採用リスクになり得る

採用活動では、履歴書や職務経歴書をもとに候補者を評価するのが一般的です。しかし、その情報が必ずしも正確であるとは限りません。実際、企業の採用現場では経歴詐称が問題になるケースが一定数存在します。

経歴詐称とは、履歴書や職務経歴書において事実とは異なる経歴を記載することを指します。例えば、以下のようなケースが挙げられます。

  • 実際よりも長い在籍期間を記載する
  • 担当していない業務を実績として書く
  • 管理職経験を誇張する
  • 学歴や資格を実際より高く見せる

こうした経歴詐称は、採用後に発覚すると企業にとって大きな問題になります。業務能力が期待と異なるだけでなく、組織の信頼関係や企業のコンプライアンスにも影響を及ぼす可能性があるためです。

そのため近年、多くの企業が採用リスクを減らすために導入しているのがバックグラウンドチェックです。

バックグラウンドチェックとは、採用候補者の経歴や信用情報などを第三者情報によって確認する企業調査です。履歴書の情報を客観的に検証することで、採用判断の精度を高めることができます。

本記事では、人事担当者や経営者が知っておくべき

  • 経歴詐称が起きる背景
  • 採用担当者が見抜くためのチェックポイント
  • バックグラウンドチェックによる確認方法
  • 企業リスク管理とコンプライアンスの観点からの注意点

について詳しく解説します。

経歴詐称とは何か|企業リスク管理の観点から理解する

経歴詐称とは、履歴書や職務経歴書において実際の経歴とは異なる情報を記載する行為を指します。

軽微な誇張から重大な虚偽まで、その内容はさまざまです。採用実務では主に次のようなケースが見られます。

学歴詐称

  • 卒業していない大学を記載する
  • 中退を卒業と記載する

職歴詐称

  • 在籍していない企業を記載する
  • 在籍期間を長く見せる

業務経験の誇張

  • 実際は補助的な業務だったものを主担当と記載する
  • プロジェクト参加経験を誇張する

役職の誇張

  • 実際は一般社員であるにもかかわらず管理職と記載する

これらの経歴詐称は、単なる履歴書の誤りではなく、企業リスク管理の観点から重要な問題です。

なぜなら、経歴詐称を行う人物は

  • 業務能力のミスマッチ
  • 組織運営上の問題
  • コンプライアンス意識の低さ

といったリスクを抱えている可能性があるためです。

なぜ経歴詐称は起きるのか

経歴詐称が発生する背景には、転職市場の構造や採用プロセスの特徴があります。

転職市場の競争

転職活動では多くの候補者が同じポジションに応募します。そのため、他の応募者よりも魅力的に見せるために経歴を誇張するケースがあります。

職務経歴書の自由度

職務経歴書はフォーマットが自由なため、業務内容の書き方によって実態よりも大きな実績に見えることがあります。

採用側の確認不足

採用活動では多くの応募者を短期間で評価する必要があります。そのため、履歴書の内容を十分に検証しないまま採用が進んでしまうケースもあります。

こうした背景から、経歴詐称を防ぐためには採用プロセスの中で複数の確認手段を持つことが重要です。

履歴書・職務経歴書で経歴詐称を見抜くポイント

採用担当者は、書類段階で次のポイントを確認することで経歴詐称の可能性を見極めることができます。

履歴書

職歴の期間に矛盾がないか

まず確認すべきは職歴の期間です。

注意すべきポイント

  • 在籍期間が曖昧
  • 空白期間がある
  • 短期間の転職が多い

これらがある場合は、面接で詳細を確認する必要があります。

業務内容が抽象的すぎないか

職務経歴書において業務内容が極端に抽象的な場合、実際の経験が誇張されている可能性があります。

例えば

  • 「プロジェクトに参画」
  • 「業務改善に貢献」

などの表現だけでは、具体的な役割が分かりません。

面接では次の点を確認します。

  • 担当範囲
  • プロジェクト内の役割
  • 具体的な成果

マネジメント経験の実態

管理職採用では特に注意が必要です。

確認すべきポイント

  • 部下の人数
  • 管理範囲
  • 評価権限の有無

実際にはチームリーダー程度の経験であるにもかかわらず、管理職と記載されるケースもあります。

書類だけで判断できない場合、面接で具体的に確認することが重要です。

業務内容の具体化

次の質問を行います。

  • プロジェクトでの具体的な役割
  • チーム内でのポジション
  • 業務プロセス

具体的な説明ができない場合、経歴の誇張の可能性があります。

成果の確認

実績を確認する質問

  • 売上への貢献
  • 業務改善の内容
  • プロジェクト成果

数字や具体例を求めることで、実績の信頼性を確認できます。

バックグラウンドチェックによる経歴確認

履歴書や面接だけでは、経歴詐称を完全に見抜くことは難しい場合があります。

そこで重要になるのがバックグラウンドチェックです。

バックグラウンドチェックでは、第三者情報をもとに候補者の経歴を確認します。

主な調査内容は次の通りです。

  • 学歴確認
  • 職歴確認
  • 企業トラブル確認
  • 反社会的勢力チェック

これにより、履歴書の内容の信頼性を客観的に検証することができます。

リファレンスチェックによる人物評価の確認

バックグラウンドチェックと併せて行われることが多いのがリファレンスチェックです。

リファレンスチェックでは

  • 前職の上司
  • 同僚
  • 部下

などにヒアリングを行い、候補者の勤務評価を確認します。

確認できる情報

  • 業務能力
  • チームワーク
  • マネジメント能力
  • 職場での評価

これにより、履歴書だけでは分からない人物評価を把握することができます。

バックグラウンドチェックのコンプライアンス注意点

バックグラウンドチェックを実施する際には、コンプライアンスに注意する必要があります。

本人同意

調査を行う場合は、候補者の同意を得ることが重要です。

差別につながる調査は禁止

次の情報は調査対象にしてはいけません。

  • 宗教
  • 思想
  • 家族構成
  • 本籍地

個人情報管理

取得した情報は適切に管理する必要があります。

専門機関による企業調査の活用

バックグラウンドチェックは社内でも実施できますが、専門機関を利用する企業も増えています。

専門機関を活用することで

  • 客観的な企業調査
  • 法令を踏まえた調査
  • 採用リスクの分析

などが可能になります。

特に

  • 管理職採用
  • 役員候補

など重要ポジションでは、企業調査の重要性が高まります。

企業調査・採用前調査なら一般社団法人企業防衛リスク管理会

バックグラウンドチェックや企業調査を行う際には、信頼できる専門機関を利用することが重要です。

一般社団法人企業防衛リスク管理会では

  • バックグラウンドチェック
  • 企業調査
  • 信用調査
  • 採用リスク調査

など、企業リスク管理に関わる調査サービスを提供しています。

採用トラブルを防ぎたい企業にとって、専門機関による企業調査は有効な手段の一つです。

まとめ|経歴詐称を防ぐための採用リスク対策

経歴詐称は採用活動において一定数発生する問題です。

履歴書や面接だけでは経歴の正確性を完全に確認することは難しいため、

  • 書類確認
  • 面接質問
  • バックグラウンドチェック
  • リファレンスチェック

など複数の方法を組み合わせることが重要です。

企業リスク管理の観点からも、採用プロセスにおける企業調査の重要性は今後さらに高まると考えられます。

適切な確認体制を整えることで、採用トラブルを防ぎ、健全な企業経営につなげることができます。

◆一般社団法人 企業防衛リスク管理会
代表    :代表理事 小塚直志
設立    :2025年9月
事業    :オンラインセミナー・研修を含む多様なサポートの提供。信頼と実績を基に、安心・安全な職場環境の実現を強力に支援します。また、企業リスク回避のための探偵調査やカスタマーハラスメント対応の相談も承ります。【会員制倶楽部】会員間の交流を深める懇親会も定期的に開催中です。
本社    :神奈川県横浜市中区山下町2番地 産業貿易センタービル9F

◆日本信用情報サービス株式会社 
代表    :代表取締役社長 小塚直志
設立    :2018年3月
事業    :反社チェックやAML・KYC対策を支援する高度なリスク情報データベースを、あらゆる業界・企業に向けて展開。シンガポールのARI社との提携により、国内外500万件以上のリスク情報を網羅。【検索件数780万件突破】低コストで企業リスク管理を実現したい企業様に最適なサービスを提供します。
URL    :https://www.jcis.co.jp/
本社    :神奈川県横浜市中区山下町2番地 産業貿易センタービル9F
東京オフィス:東京都千代田区神田須田町1-4-4 PMO神田須田町7F
大阪オフィス:大阪府大阪市中央区城見2丁目2番22号

◆日本公益通報サービス株式会社
代表    :代表取締役社長 小塚直志
設立    :2023年3月
事業    :企業の内部不正やハラスメントに対する外部相談窓口の設置、専門家による調査・対応支援、セミナー・研修の実施など、包括的なリスク管理ソリューションを提供。【専門家による対応可能】業界最安値で信頼性と実績を基にクライアントの職場環境改善とリスク軽減を支援します。
URL    :https://jwbs.co.jp/
本社    :神奈川県横浜市中区山下町2番地 産業貿易センタービル9F

◆日本データ分析センター株式会社
代表    :代表理事 小塚直志
設立    :2023年5月
事業    :日本全国で発信される記事を精査・入力する独自の運用により、正確かつ深度のある調査情報を提供。検索では得られない情報を反映し、実務で活用できるツールを構築。【日本最大規模】のデータベース・インフォメーション企業として、地方新聞情報を完全に網羅。
URL     :https://jdac.co.jp/
本社    :神奈川県横浜市中区山下町2番地 産業貿易センタービル9F

◆アラームボックス株式会社
代表    :代表取締役 武田浩和
設立    :2016年6月
事業    :日本信用情報サービスの「JCIS WEB DB Ver.3」を提供する販売会社。企業向けのリスクマネジメントサービスや新世代の調査事業を展開。【取引の安全性と業務負荷の低減】主力サービス「アラームボックス パワーサーチ」は、新規取引先の風評、反社チェック、支払履歴などをひとまとめに調べる。
URL    :https://alarmbox.jp/lp07
本社    :東京都新宿区市谷本村町3-22 ナカバビル8F

◆日本リスク管理センター 株式会社
代表    :代表取締役 神々輝彦/社外取締役 小塚直志
設立    :2024年7月
事業    :日本信用情報サービスの「JCIS WEB DB Ver.3」を提供する販売会社。「JCIS WEB DB」を中核に、新聞記事・警察関連情報・行政処分情報などを網羅したデータベース即時検索ツールを提供。【公共性の高い実績】導入先には、金融、ガス・電力、上場企業などが名を連ね、リスク管理と業務効率化を支援。
URL    :https://j-rmc.co.jp/
本社    :大阪府大阪市中央区城見2丁目2-22 マルイトOBPビル3F

◆株式会社 Webb(ウェッブ)
代表
    :CEO 兼 創業者 萩原雄一/名誉会長 兼 創業者 小塚直志
設立    :2025年8月
事業    :日本信用情報サービスの「JCIS WEB DB Ver.3」を提供。膨大なデータを効率的に活用できる仕組みを生み出し、日本最大のリスク管理体制を形づくる。【世界のトップインテリジェンス企業が認めた】膨大なデータを効率的に活用、ユーザーがより使いやすいツールやシステムを開発。
URL    :準備中
本社    :東京都港区赤坂6-9-17 赤坂メープルヒル 5F

◆日本信用データ株式会社 
代表    :代表取締役 高澤邦彦/取締役 小塚直志
設立    :2025年7月
事業    :日本信用情報サービスの「JCIS WEB DB Ver.3」を提供。国内にとどまらず海外展開も視野に入れた新会社。【グローバルなリスクマネジメント需要に応える】国内外の取引に携わる企業にとって、信頼できる情報基盤を提供することを使命とし、「JCIS WEB DB Ver.3」の海外市場への展開にも挑む。
URL    :準備中
本社    :東京都中央区日本橋小舟町2-11 日本橋アークビル 2F 

◆日本リスクマネージメントサービス株式会社
代表    :代表取締役 成田樹哉/取締役 小塚直志
設立    :2025年10月
事業    :日本信用情報サービスの「JCIS WEB DB Ver.3」を提供。現場で求められる反社チェック・コンプライアンスチェックを届けることで、地域経済を支える。【北海道を拠点に】地域の金融機関や商社、メーカーと連携しながら「JCIS WEB DB Ver.3」の販売を担い、首都圏では拾いきれない地方の実情に寄り添う。
URL    :https://j-rms.co.jp/
本社    :北海道札幌市西区発寒十二条三丁目9番10号 


本記事の著作権は日本信用情報サービス株式会社に帰属します。無断転載・複製・転用を禁止します。



公開日:
更新日: